土地活用、とお考えの皆さん。アパートやマンション経営をまず思い浮かべるかもしれませんね。でもちょっと待ってください!実は**「ロードサイド店舗」**こそ、リスクを抑えつつ長期安定収入を目指せる、非常に優れた土地活用法なんです。
私は、建築会社時代から20年以上にわたりロードサイド店舗の提案に携わり、500以上の店舗のオープンを支援してきました。そして、多くの地主さんから「この事業をして良かった」と感謝されていると語ります。この経験から、数ある土地活用の中でもロードサイド店舗が一番良いと自信を持って断言します。
では、なぜロードサイド店舗がそこまで優れているのでしょうか?その理由を4つご紹介します。
1. 建築費用の大半をテナントが負担!自己資金不要で始められる
土地活用を始める上で、一番のハードルとなるのが「建築費用」ではないでしょうか。マンション経営の場合、建築費は全額地主さんが自己資金で用意するか、銀行からの借り入れに頼るのが一般的です。
しかし、ロードサイド店舗の場合は全く異なります!なんと、建築費の大半をテナントが「建設協力金」として預けてくれるのです。これは、建築前に賃貸借契約を結ぶため。テナントの希望する建物を地主さんが建てることになるため、テナント側が協力金を預けるという仕組みです。
つまり、地主さんは自己資金をほとんど用意する必要がないため、資金的なリスクを大幅に抑えて土地活用をスタートできるのです。
2. 中途解約の心配も少ない!建設協力金が違約金に
「もしテナントが途中で撤退したらどうしよう…」そんな心配もありますよね。売り上げが伸びずに中途解約となるケースも考えられます。
ご安心ください。ロードサイド店舗の場合、地主さんはテナントから預かった建設協力金を毎月の家賃から均等に返済していますが、契約期間中は常に残金が残っている状態です。そして、もしテナントが中途解約になった場合、この建設協力金の残額を違約金として没収できるのです!
マンションの場合、入居者がいなくても銀行へのローン返済は続けなければなりませんが、店舗の場合は建設協力金を没収できるため、ローン返済の心配が少ないのが大きなメリットです。
3. テナントが退去しても無駄にならない!「居抜き物件」として再活用
契約期間が満了したり、テナントが退去したりした場合、残された建物はどうなるのでしょうか?
ロードサイド店舗の場合、残った建物は**「居抜き物件」として、他のテナントに貸し出すことが可能**です。内装や設備がそのまま残っているため、新たなテナントは初期投資を抑えて入居でき、地主さんも建物を無駄にすることなく、すぐに次の活用へ繋げられるのです。
4. 維持・管理が非常に楽!主要な設備修理はテナントが負担
アパートやマンションでは、水回りの故障やエアコンのトラブルなど、入居者からの修理依頼に頭を悩ませることが多いかもしれません。
ロードサイド店舗の場合、トイレなどの水回りや空調といった設備は、基本的にテナントが修理してくれます。地主さんが修繕するのは、屋根、柱、壁といった建物の躯体部分が主です。そして、これらの躯体部分の修理が必要になるのは、事故、震災、火災などの限定的なケースに限られるため、日々の維持管理が非常に楽になります。
どんな土地でもロードサイド店舗の可能性を最初に検討しよう!
もちろん、すべての土地がロードサイド店舗に向いているわけではありません。しかし、土地の面積が小さくても、間口が狭くても、駅から遠くても、交通量が少なくても、どのようなテナントが物件を探しているかは分かりません。
まずは「ロードサイド店舗として貸せないか」という可能性を一番に検討してみることが重要です。テナントが見つからないことを確認してから、マンションなどの他の活用法を検討しても決して遅くはありません。
「うちの土地でもいけるのかな?」そう思われた方は、まずは専門家への相談がおすすめです。Googleなどを利用すれば、遠方の土地の状況も簡単に把握できますし、相談だけなら無料で対応してくれるところも多いです。当社でも、お問い合わ頂ければ、ロードサイド店舗としての活用が可能かどうかを判断させていただきます。